院長 大峰佳佑
現代社会において、こころのトラブルは珍しいものではなくなり、全国的にメンタルクリニックを受診される患者さんも増加の一途を辿っています。
そこには社会の複雑化や人とのつながりの希薄化が背景として存在しており、患者さんの辛い症状に対し診断をつけ、最新の薬による治療を行うことが精神科医の役割と考え日々の臨床を行っておりました。
しかし、私自身が原因不明の不調を経験し、試行錯誤を経ての回復過程を振り返ると、実は質的な栄養不足によるからだの不調が、こころの不調として表面に出てきているケースが想像以上に多いことを知りました。
急増しているメンタル疾患のほとんどが、この質的栄養失調によるものではないかと、今の私は考えております。
全てがシステム化された現代社会ではいつでも簡単に食事がとれますが、その食べものの中に入っている栄養素やビタミン、ミネラルがどのようになっているのか、ほとんどの方が知らないと思いますし、私もこれまで知りませんでした。
そのため、健康的な食生活を送っていると自分では思っていても、徐々に質的栄養失調が進行し、最終的にはこころの不調にまで至ってしまうのです。
当院では、従来の保険診療とあわせて、栄養療法によるこころの症状の治療や、通常の検査で異常を認めない、いわゆる不定愁訴と呼ばれる症状群の治療、そして一般の方々に向けて栄養とこころに関する情報発信を開始しております。
また、地域の患者さんだけに留まらず、全国の患者さんに対してオンライン診療が行えるような体制を現在準備中です。
現代型栄養失調の治療は、ただ医師から処方された薬を飲んで回復を待つものではなく、自分自身の食事や生活習慣を見直すという、根気のいる治療となりますが、その分得られる回復はとても大きなものになると確信しております。
長文をお読みいただき有難うございます。本当に元気になりたいと切に願っている方々の力になれるよう、これからも尽力いたします。
院長略歴
- 東京大学医学部卒業
- 恵寿総合病院にて初期臨床研修終了
- 帝京大学医学部附属病院、東京大学医学部附属病院にて麻酔科診療に従事
- 初石病院、八潮病院、西熊谷病院にて精神科診療に従事(精神科救急病棟、精神科一般病棟、認知症病棟、mECTなど、幅広く担当)
- 2018年2月「瑞江おおみねクリニック」開設
所属学会・資格
- 厚生労働省 精神保健指定医
- 日本精神神経学会 精神科専門医・指導医
- 厚生労働省 麻酔科標榜医
- 日本抗加齢医学会 会員